【レシピ05】 簡単金属工芸!ペーパー鋳型メタル【動画あり】

簡単に金属工芸が楽しめる!ペーパー鋳型メタル    <レシピno.005>
難易度:★★★☆☆   作成目安時間:180分


 型をつくってからの工程をYouTube動画でご覧になれます。
上記をクリックください。(約7分間、作業中の音とBGMの音声は入っております)
*この動画は「初級レベル」で作成いたしました。下記は「中級レベル」のレシピです。

~作品紹介~
紙型でメタル工芸が簡単に制作できます!!一般に合金メタルによる鋳物工芸は、粘土で原型をつくり、さらに石膏で鋳型を取り、溶解したメタルを流し込んで制作するという何段階もの工程を経て作品を完成させます。
このペーパー鋳型メタルは低融点のメタルを使っているため、面倒な工程もなしに厚紙の鋳型をつくるだけでダイレクトに作品をつくることができます。

ブローチ、ペンダント、キーホルダーなどのアクセサリーや小物装飾品、ペーパーナイフ、ペーパーウェイトなどの卓上文具や、はんだ付けで立体作品もできます。

≪使うもの・道具≫

・商品番号11-5991 ペーパー鋳型メタル 生徒用セット
(セット内容)ピューター・インゴット約60g、鋳型用ペーパー2mm厚黄ボール紙・コルクシート(サイズ:80×130mm)各1枚、白ボール紙4枚(サイズ:80×130mm)、作り方説明書  ・・・・・・・・・・・定価 696円+税

カッターナイフ/木工ボンド/定規/石こう板/軍手/割り箸/紙やすり/金工やすり/ペンチ/溶解鍋/大型のクリップ/加熱器(電気コンロ、ガスバーナーなど)
*石こう板をお持ちでない方は、弊社カタログに[商品番号06-0601 石こう板 はがき判・・・定価280円+税]がございます。
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【作り方レシピ】 再使用できる!! 簡単メタル工芸(中級編) 〇画像をクリックすると大きく表示できます。

(1)黄ボール紙・コルクシート・白ボール紙にデザインし、切り抜きます。

今回は(中級編)ということで、立体的な作品にチャレンジです!(初級編)にあたるレシピは、『BSSカタログ2009』のP582に掲載しております。*初級では、A&B か A&C の2枚しか使用しません。
A~Cを重ねることでできる凹凸にメタルを流し込み、形成します。頭の中で想像しながらデザインと切り抜きを行いましょう。

≪ ワンポイント ≫型の段階では深く凹をつくった部分が、完成後凸が高くなります。上記のサンプルだと「うさぎの眼鏡」と「数字の1」が完成後にもっとも厚さがある部分です。白ボール紙を軽く削って、4層にしております。
ちなみに上記サンプル作品のタイトルは『1等賞になりたいうさぎ』です。

(2)黄ボール紙・コルクシート・白ボール紙を接合し、石こう板にはさみ、型を完成させます。


3枚が動かないように、木工ボンドで接合します。(左:蝶、右:一等賞うさぎ)
石こう板に注ぎ口用のV字切込みをイラストのように掘り込みます。(彫刻刀を使うと簡単に彫れます)
接合した3枚を石こう板に挟み込み、大型クリップでしっかり固定します。これで鋳型の完成です。

≪!! 注意 !!≫メタルがこぼれないよう、石こう板の上部と注ぎ口の部分は合わせましょう。

(3)メタルを溶解鍋に入れ、加熱して溶かします。

メタルの溶解時間は100gで、ガスこんろの場合は5~10分間、600Wの電気こんろでは15~20分間かかります。*今回の生徒用キットには1キットあたり60gがセットされています。
溶解鍋はステンレス製、アルミ製がよく、長く加熱するため木製でない柄は熱くなりますので雑巾等を巻き、軍手を使って火傷しないように注意してください。
メタルは最初が少し溶けにくいのですが、一旦溶けている中に入れるとすぐに溶けるので、連続して作業する時は、常に鍋の中にメタルが残っているようにすると溶かしやすいです。

(4)鋳込む!

固形のメタルが溶けて完全に液状になったら、そのまま30秒ほど加熱します。割箸を差し込んで、2・3秒でうす茶色(キツネ色)に割箸の先端が焦げるくらいが、鋳込み適性温度です。
多少温度が高くなっても、その方が鋳込みはしやすくなりますが、型は焦げて傷みやすくなります。適性温度で流し込むことが作品をキレイに仕上げる重要なポイントです。

上図のように鋳型を少し傾け、溶解鍋の口を注ぎ口に当てて、注ぎ口がいっぱいになるまで一気に流し込みます。

≪!! 注意 !!≫鋳型は直接手で持たず、軍手をしてペンチなどでクリップを掴みながら、慎重に流し込みましょう!

(5)作品を取り出します。(1度目)

ペーパー鋳型を立てたまま動かさずに1~2分間そのまま保持し、メタルが固まるのを待ちます。注ぎ口のメタルが固くなったら、もう鋳型の中のメタルも固まっていますが、メタルが冷えるまではさらに3~5分間そのまま放置します。固まったら、クリップをはずして石こう板をはずして取り出します。

今回は「再使用できる!」ということもあり、この時点で

(1)空気泡がメタル全体にある。
(2)黒く焦げ付いている部分がある。
(3)すでに割れてしまっている。又は亀裂がある。
(4)メタルがキレイに流し込まれてない。

などが見てとれるようなら、もう1度メタルを溶かして、鋳込みし直しましょう!

(6)再度メタルを溶かして、鋳込みます。


(7)作品を取り出します。(2度目)

再度、立てたまま動かさずに1~2分間、注ぎ口のメタルが固くなったら3~5分間そのまま放置します。固まったら、クリップをはずして石こう板をはずして取り出します。

(8)整形します。

鋳型から取り出した作品の湯道部分 (上記の赤丸部分)をニッパーやペンチ等で切り離します。
切り落とす部分にやすりで溝傷をつけて折り曲げるだけでも簡単に切り離せます。鋳型の接着が不完全だと、メタルが隙間からはみ出してバリがでることがありますが、同様にニッパー等で切り離します。

(9)仕上げをします。

金工やすりを使ってバリを削り取り、紙やすりで作品の形を整えたり、表面を磨いたりして仕上げます。

・メタルの光沢を出したい場合は、へら棒やスプーンの底でこすります。
・色付けは、アクリル絵具、金属用塗料、マニキュアなどでもできます。

(10)完成!!

金属作品は、鋳上がった素地のままで磨かないのも捨てがたい味があります。できるだけ完成度の高い作品ができるよう、デザインと湯道の位置、鋳込みのタイミングを工夫し、何回も作品づくりに挑戦してみましょう!

≪ ワンポイント ≫うさぎのバックのボツボツは鋳型形成の段階で「コルク」を使用した部分です。鋳型形成の際に細かい線を彫っておくとメタルが固まった時に線として浮き出します。*下記はその他のサンプル

⇒この鋳型に流し込みと⇒ 
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~商品のご紹介~

商品番号11-5991 ペーパー鋳型メタル 生徒用セット
・・・・・・・・・・・・・・・・定価 696円+税
(セット内容)ピューター・インゴット約60g、鋳型用ペーパー2mm厚黄ボール紙・コルクシート(サイズ:80×130mm)各1枚、白ボール紙4枚(サイズ:80×130mm)、作り方説明書


商品番号06-0601  石こう板 はがき判
・・・・・・・・・・・・・・・・定価 280円+税

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